自分の人生において「挑戦していなければ、後悔する」という、思いがあった....N.O


会社員のN.Oさん(41歳)は、自家用ライセンス取得を目指し休暇を利用した分割渡米で
約3年  80日間で自家用ライセンス取得なさいました。

2007/8/4~8/22       18日間
2007/10/12~10/27      15日間
2009/8/5~8/30       25日間
2010/7/29~8/20       22日間
 

1.パイロットライセンスを取得しようと思ったきっかけは?幼少のころからパイロットに憧れていたのですか?
きっかけは、分割渡米の方法でもライセンスを取得している人がいる事を知った事、時間と費用を捻出する具体的な目処がつけられた事でしょうか。
子供の頃から乗り物を運転する事には大変興味があったので、目処がついてからは自然な成り行きでした。

またパイロットに憧れを持ったのは将来の職業を考え始めた中学生の頃からです。


2.小野アビエーションに入校なさった理由は?
分割渡米での免許取得者がおり、費用の支払い方法や訓練環境が自分に合っている、と思ったからです。

    

3.なぜ今回飛行機のライセンス取得となったのですか?飛行機ライセンス取得しよう!を決意なさった経緯をお聞かせください。
自分の人生において「挑戦していなければ、後悔する」という、思いがあった為です。

 

4.平日はお仕事をなさりながら、休日に渡米前座学を行っていましたが、苦労した点は?
授業は、日本人教官による日本語の座学ですが、テキストそしてTestPrepは全て英語記載なので、大変でしたか?
どのように、お勉強していらしたのですか?
渡米前座学の受講は、東京事務所がまだ池袋にあった頃に体験で参加したのが最初だったと思います。
その後の記憶はあまり残っていないのですが、当時はまだ渡米の予定もなかったので、自分の中では優先順位も低かった印象があります。いつもあまりにもご無沙汰の期間が長かった為でしょうか?
時々東京事務所からお誘いの電話をもらい、都合のつく土曜日にのみ出かけて行くようなスタイルでした。

また当時はオリジナルテキストもなかったので教材はPREPそのものでしたが、出席していただけで特に勉強もしていなかったので座学で苦労した印象はありません。
私の場合、渡米前座学はペースメーカー的な活用で、講義を聴いて、自分の得意部分と苦手部分、知っている事と知らない事がどの位あるのかを把握するのに使っていました。

 

5.国内座学は難しかったですか? (苦労した点、楽しかった点などなんでも、勉強のコツは?)
そもそも勉強をしていなかったので、難しいとか苦労したという感想はありません。ただライセンスを取得する事に対しては漠然とした希望を持っていたので、「座学だけなら、ちょっと聴いてみるか」くらいの軽い気持ちで参加を決めていました。

当時は渡米する当てもありませんでしたが、なんとなく「飛行機とつながっていたいなあ」という気持ちがあったと思います。

でも結末から考えると、このクモの糸のようなつながりが、実は大きな意味を持っていた事を知りました。気が向いた時にだけ行くようなペースで座学に参加していた事で(意図してそうしていたわけではありません、この時はこんな風にしかできなかったのです)、

一緒に受講していた人が次々とライセンスを取得してくる姿を目の当たりにする事ができたからです。

渡米やライセンス取得への気持ちが一気に強くなり、長期休暇の取得に向けて本気で行動を開始したのは、この頃からです。   

 

6.不安なく渡米出来ましたか?お仕事の休暇を利用なさった分割渡米にてライセンス取得でしたが。
2007/8/4~8/22     18日間
2007/10/12~10/27    15日間
2009/8/5~8/30     25日間
2010/7/29~8/20     22日間
上記なので、約3年  80日間でライセンス取得していらっしゃいます。
休暇がとれる時期は、航空チケットがお高い時期でもありますし、予約が難しい時期なので大変だったのでは?分割渡米にて困難だった事、または利点がありましたら教えてください。
渡米訓練において最も苦労した事は、長期休暇取得の為の仕事の調整でした。
訓練でも天候不良で飛べなかったり、自分の技量が伸び悩んだり、というような障害でなかなか自分の思い通りに事が進まない経験はしましたが、仕事でもこのような障害は日常茶飯事なので、本当に苦労しました。

毎年、年初に大枠の計画を立てて上司に打診、その後半年前、3ヶ月前と、同僚にも協力を呼びかけて軌道修正をして、2週間前に休暇中の引継ぎ書類を作成して渡米するというスタイルでやってきました。

渡米訓練は、多少仕事の調整をできる立場になった事と、調整に協力してくれる同僚がいたので実現できた事ですが、社会人も中堅に差し掛かるこの時期に、このような挑戦を通して、自分の仕事のスタイルを見直すきっかけも出来たのは、良かったと思っています。

7.N.Oさんご自身についてお聞かせください。どのようなお仕事をしていらっしゃいますか?
自動車メーカーの開発部門で、車両の性能評価をしています。主な内容は、テストドライバーとしての仕事と、設計者をフォローして車両を改善していく仕事です。入社当時に熱望していた仕事ですが、忘れかけていた頃に人事異動で願いが叶いました。

会社が決めた日程に沿うように大勢のスタッフと関わって進めて行く仕事は、想像していたより大変で、自分の時間などなかなか取れない毎日ですが、そんな中でも時々自分のビジョンに共感して動いてくれる人が現れたりします。遅くに帰宅して一人で晩酌する時に、しみじみとやりがいを感じながらやっています。

8.学生時代、何かスポーツしていらっしゃいましたか?
小学校高学年から中学時代に空手と剣道をしていましたが、その後は大学卒業の頃まで決まったスポーツはしていませんでした。

定期的なスポーツを再開したのは社会人になってから、フィットネスクラブのキックボクシング教室、職場で練習していたタッチラグビー、毎日30キロの自転車通勤で、それぞれ4年ほど続けました。何もしない期間もかれこれ4年になる事がわかりました。また何か始める時かな。

 

9.ライセンス取得において奥様の反応は??
空を飛んでいる事に対しては、あまり好感を持っていないかも知れませんが、新しい経験をしたり、ものを習う事に対しては理解があります。ライセンス取得においては勧められる事もありませんが、否定されているわけでもないので助かっています。

 

8.会社の同僚、そして上司の方からしっかりバックアップ受けていましたが、休暇取得において努めたことは?やはり皆さんの協力がなければ、会社員としてまとまった休暇を取得することは困難ですよね。。。
「休暇中に仕事が滞らないように、調整しておくこと」が条件だったので、他の人に自分の調整不足が原因で迷惑をかける事がないよう、自分ができる調整には全力を尽くしました。
仕事の引継ぎ書類をつくる為に、誰にでも頼める事とそうではない事を仕分けているうちに、仕事の工程を見直す事につながり、効率化や頭の整理が進みました。頭の整理ができると同じ量の仕事をしていてもストレスが軽くなったように感じるので不思議なものです。
また自分のスケジュールを他部署のスタッフにもオープンにしてみたところ、計画を知った人が面白がって協力してくれるなど、予想外の変化もありました。

 

9.アメリカでの生活について(楽しかった点、苦労した点などなんでも)
渡米するたびに、滞在している訓練生が入れ替わって、新しいメンバーになっていましたが、メンバーが異なれば、雰囲気もかわりますか?
言われてみれば、食事の準備の仕方や車の使い方、ゴミの出し方や掃除の分担において、その時のメンバーの雰囲気が現れていたと思いますが、苦労した印象はありません。

話をしてみると皆それぞれに抱えている背景があり、希望を持って訓練に来ている事を思いました。

滞在中は自分の半分くらいの年齢から上司くらいの年齢の訓練生と一緒で、立場も学生から異業種の会社員、医師等と多彩だったので、いろんな話が聞けて日々はとても新鮮でした。大半は年下でしたが、彼らの姿勢や考え方から学んだ事は多々あります。一日が終わると緊張からも少し開放されるので、夕飯後の雑談の時間はいつも楽しいひと時でした。

 

 

*左Photoは、2010年8月のサラリーマン訓練生の皆様です。
左から3番目のN.Oさんも訓練中でした。

 

 

 


また、普段は奥様がお料理なさいますが、現地ではご自身で自炊していましたか?どんなお料理を作っていたのですか?
食事は作ってくれる人がいる時は基本的に便乗して、代わりに後片付けをしていました。
自分で作ることもありましたが、とうもろこしを茹でる、目玉焼き、ステーキを焼く位です。

たかが「茹でるだけ」「焼くだけ」ですが、美味しく仕上げる為のノウハウを追求し始めると、こんな事でも尽きない事を知りました。


10.天気はいかがでしたか?季節によって天候の差がありましたか?
渡米のほとんどが夏だったので晴天の日がほとんどでしたが、秋に渡米した時はちょうど到着した日から天気が悪くなり、1週間ほど風雨が強かった事もありました。
日本に比べると、天候の変化がゆっくりしている印象です。

 

11.筆記試験は問題ありませんでしたか?
私にとって筆記試験は、最大の難関と言ってもよいくらいの問題でした。日本ではほとんど準備できずに渡米したので、現地では地獄を見ました。なんとか1回でパスしましたが、チェックの目前まで放置し続けてきたので、顔が細くなるほど勉強しました。参考まで、やり方を紹介します。

◆私のPREPの勉強法
20日程度の期間中に、フライトと同時進行で11章の全ての問題に目を通すのは時間的に無理だと思ったので、PREPの内容をまず自分の得意度に応じて①工学②航法(計算盤を使った計算)③その他(法規と気象)に小分けにした。次に、全ての項目を(いわゆる「もくじ」を各章ごとに詳細に)リストアップして、優先順位をつける(もくじを見て少しでも内容を知っているものを後にまわすと、知らないものが残る。全体的には③②①の順になりました)。

もっとも知識のなかった③の範囲は基本的に全問練習、残る②①の範囲は問題をさらにパターン別に分類、代表的な問題のみ練習して受験しました。

12.英語やATCは大丈夫でしたか?
ATCは決まったフレーズがあるので、それを覚えてしまうと最低限の意思疎通はできるようになりましたが、現地人教官との正確な意思疎通には、やはりそれなりの英語力は要ると思います。現地人教官と訓練中、叱られている時などは聞き取れない方が好都合な事もありましたが、励まして貰ったり労いの言葉を貰って、お礼の気持ちを伝えたい時に言葉が出てこないのは不甲斐ない思いでした。 
*左Photoは、現地訓練校にて自習中のN.Oさん

 

13.実技試験の出来はいかがでしたか?
自分では着陸時の接地操作が普段以上で、他の科目は普段通りにできた印象でした。理由は自身でもよく判りませんが、チェックの時は無心になっていました。ただひたすら飛ぶことに喜びを感じていました。のびのびとやっていたので、大きな失敗はなかったかな?と思っています。

 

14.渡米なさる前は、前回までの復習など、どのような準備をしていらっしゃいましたか?
ATCは通勤中に少しだけ練習したことがありましたが、渡米前の1~2月はいつも仕事が集中するので(そう調整しているので当然ですが)、準備をする気力や時間はありませんでした。PREPの準備も試みましたが、忙しくなってくるといつも挫折していました。結局、国内ではほとんど何も準備せずに渡米していました。

 

15.訓練において大変だった事、辛かったことは?
初回の渡米時に社長から「今回の目標は?」と聞かれたのがきっかけで、到達目標点を設定するようにしましたが、達成できずに帰国した時はつらかったです。

到達目標としては具体的に、ファーストソロ、チェックライドのパスを設定していましたが、いずれも手が届きそうなところで時間切れとなり、次回へ持ち越しました。

到達目標の設定は、訓練だけではなく気が重い仕事を加速させる点でも効果的でしたが、いくら気力だけを全開にしても、それ相応の力が出ていなければ訓練は前進しない事を痛感しました。渡米前に、訓練の下地作り(準備)も済ませる事が次回以降の課題です。

16.これからの訓練生にアドバイスをお願いします。
自分を変えるのはまず行動から、だと思いました。渡米訓練の目処もなく、長期休暇の取得にしても前例のないところからのスタートでしたが、思い切って習慣を変えてみると、日々が新鮮になって楽しさを伴う事も知りました。

この挑戦がなければ、なかった体験です。

  

17.また現地校へ行きたいですか?
次回は多発や時間付け、計器飛行の訓練で行きたいです。

 



18.あなたにとって空と飛ぶこととは?
人生になくてはならない通過点です。

 


19.今後、飛行機ライセンスをどのように生かしますか?また、新たに目標をお持ちですか?
航空の勉強をすることが面白くなってきたので、まずはこれまでに詰め込んだ知識をゆっくり整理してみたいと思います。それから計器飛行や多発機の訓練にも挑戦したいです。    

またライセンスを取得した事で、少し下地ができたPREPを使って、英語の読み書きや会話の勉強も始めたいと思っています。計器飛行のライセンスを取る数年後には、飛行機だけでなく英語も自在に操れるようになりたい、と思います。

 

20.その他、気付いた事、伝えたい事がありましたらご記載ください。
プロ狙いの訓練生同士で採用試験の話をしているのもよく見かけた光景ですが、生活の全ての場面を客観的な立場から見ていると、人間は一つの指標では測れない事を思いました。世の中にはいろんな考え方、役割の人間が必要だと、改めて思ったからです。

苦難が続くと、目標を見失ったり、あきらめたくなったりということは誰にでもある経験ですが、「自分に最適な場所や、自分の能力を必要としている人は必ず存在する」と思います。

現地滞在中にパイロットハウスで共に過ごした訓練生で、もしいま悪戦苦闘の渦中にいる人がいたなら、この言葉を届けたいと思いました。「自分の居場所」にめぐりあう為に最も大事な事は、いま自分の目の前にある困難に対して、真剣に向き合い続ける事だと思います。

 

 

 

 

 

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