行動を起こすということ...国内訓練の選択 T.M
パイロットになるため渡米なさり、小野アビエーションの教官を経て、現在エアフライトジャパン(AFJ)で国内訓練を実施しているT.Mさんにインタビューさせていただきました。
アメリカの空を熟知し、かつ教官として豊富な経験をお持ちになっているT.Mさんだからこそ語ることができるアメリカと日本の違いそして国内訓練を実施するための心構えなどを語っていただきました。
1.パイロットライセンスを取得しようと思ったきっかけは?幼少のころからパイロットに憧れていたのですか?
私がパイロットを目指そうと思ったのは、社会人3年目のことでした。同期の一人が自費で訓練をしてパイロットを目指すというのを聞き、そのようなチャンスがまだ自分にも残されていることを知ったのがきっかけです。
2.パイロットを目指すということにおいて、訓練を始める前のご家族の反応は?全面的にご理解なさっていらっしゃいましたか?
もちろん反対をしてました。そのまま社会人をしていれば不自由ない生活をできるので、無理して危険で険しい道を選ぶことに周囲は反対してました。
現在も理解を得ているわけではありません。就職を決め、副操縦士として乗務することができたら周囲もその時点でわかってくれる
ものと思います。
3.小野アビエーションアメリカ現地訓練校の教官はどのような経緯で始めたのですか?
私の場合は既にフロリダでヘリコプターのパイロットをしており、転職先として小野アビエーションを選びました。将来いつか日本の空を飛びたいとの思いがあったので、日本に精通するスタッフがおり、過去の実績のある小野アビエーションに決めました。
4.小野アビエーション教官から現在の国内訓練開始に至るまでの経緯を簡単にご記載ください。
将来は日本での訓練を考えている中で、いつ日本での訓練を始めるかというタイミングが問題でした。小野アビエーションにはたくさんの情報が入ってきますし、助言やアドバイスもたくさんもらえますので、それらから判断することになります。
最後は、自分で「ここだ」と思う時期に日本に挑戦することになると思います。
5.教官時代、苦労したことは?
若い訓練生から、退職をした父親世代までありとあらゆる人に対して、その人に合った訓練をしなければならない難しさがあります。しかし、皆底辺には「パイロットになりたい」とい夢をもっており、その実現のお手伝いをできるので、どんな苦労も報われる仕事だと思います。
6.国内訓練の難しい/きびしい点を挙げるとすれば。。。
アメリカとの違いなど、教官が厳しいとか..日本、アメリカそれぞれに難しさはあると思いますが、日本において求められるレベルは青天井であるということが言えます。ゆえに難しいのですが、具体的どうすればいいかと言うと「常に努力をし続ける」ということだと思います。
努力は勉強だけではありません。体力、知力、やる気全てです。
それらを自主的にできることが求められると思います。
7.国内訓練としてエアフライトジャパンを選択した理由は?
他にも良い訓練校はあると思いますが、私が選んだ決め手は今までの実績です。
規模も大きく、体制が整っているエアフライトジャパンであれば不自由することはほとんどありません。
訓練に際しての要素は、
①訓練機材
②教官
③同期、仲間
④訓練空港、空域、設備
⑤天候
⑥生活
⑦天候などありますが、⑦以外全て揃っていると思います。
つまり、どこで訓練しようと⑦の不確定要素から逃れられないので、それ以外が揃っているメ
リットは大きいと思います。
8.現在の生活タイムスケジュールを教えてください。(起床~午前中~午後のザックリとした日程)
計器課程はカレンダーに関わらず、4勤2休を繰り返します。4勤のうちフライトは2回ぐらいですので、大体週2回のフライトをこなします。人によると思いますが、私の感覚的にはフライトが1時間だとすると、準備に10時間以上要しますので、飛ばなくても何かしらの準備を常にしていることになります。それだけやっても、「今日のフライトは完璧だった」「満足だった」と言え
る日はゼロです。
9.休日はどのように過ごしていますか?
休日は日ごろの運動不足を補う為にジョギングや登山をします。長崎空港は世界で初めての海上空港なのですが、この島に架かっている橋は徒歩でも渡ることができます。飛行機の離発着を見ながらのジョギングは格別です。また、空港の東側には多良山系が連なっており登山道もありますので、トレッキングや登山を楽しむことができます。
10.現在、どのような訓練を行っていますか?
現在は昨年11月に開校した計器訓練課程に在籍しており、今年3月に実地試験を予定しております。長崎空港にはILSアプローチ、VORアプローチなど訓練に必要な全てのアプローチが可能であり遠くまで出向いて訓練する必要がないので効率が良いと言えます。
また急旋回や失速の訓練ができる訓練空域も近場にあります。
11. CFIを選んで正解と思いますか? 経験は役に立ちましたか?
まだ日本での結果を残していないので、正解か不正解かわかりません。しかし、今までも色々な面で役に立ってます。若くして航空大学校、自社養成、自衛隊などに入っていない分知識、経験の部分で劣っていた自分を補強するには良い道だと思います。
12.これから国内訓練を開始する訓練生へアドバイスをお願いします。
国内訓練に限らず、全て行動を起こす時には事前準備というものが欠かせないと思います。
色々な情報を得て、最後判断するのは自分です。そして一度決めたら最後の夢を掴むまで絶え間ない努力が必要です。その先の夢の実現に向けて一緒に頑張っていきましょう。
*小野アビエーションは、国土交通省認定指定航空従事者養成施設であるエアフライトジャパンの提携海外訓練校としてプロパイロットを育成しています。
ラインパイロット育成のための アドバンスドコースは、こちらです。
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