2010年の展望

パイロット志望の皆さんどのような新年を迎えられたでしょうか。

ここオレゴンでは1年365日休みなく訓練が行われており大晦日や元旦もいつものように訓練が行われました。現在訓練中の多くの方が計器課程の飛行を行っているので多少の悪天でも訓練を進めることができます。
実際に雲中を飛行する事も多くこの場合視野制限装置を使用せず実戦的なトレーニングを積むという意味でも有効ではないかと考えています。

さて昨年も多くの当社卒業生が航空会社にパイロットとして就職をしました。
すでに副操縦士として業務についている卒業生も多く今後ますます当社で訓練を開始された方が業界に増えるものと思います。
では今年のパイロット需要はどのようになるのでしょうか。

今年2010年はいよいよ羽田のD滑走路の供用が開始される見込みです。これにより年間10万回ほどの離着陸枠の増加が見込まれますが、このうち4万回は羽田のハブ空港化にむけ国内線に充てられると考えられています。これらは今まで羽田への乗り入れを希望していた地方空港からの便に充てられ小型機の乗り入れが大きく増えることは間違いありません。
各航空会社はすでにこれを見込んで小型機の増機、発注をしています。
航空会社によっては2年後には現在の倍の機数の運航を見込んでいる会社もあるほどです。

一時盛んに取りざたされた団塊世代のパイロットの退職問題は加齢乗員と言う一時しのぎによって沈静化しているに過ぎずいよいよ現実の問題としてあらわれてきます。航空会社によっては多数の外国人パイロットが勤務していますがいずれは日本人パイロットにとって代わる事と思います。

昨年末に日本を訪れ各方面の方々にお話をお聞きする機会がありましたが、いずれも優秀な人材の確保には大変積極的であるという印象を持ちました。
これらの状況を考えると一時的な景気の変動による影響はあるものの航空需要はますます増加しパイロットの需要はますます増えると思われます。

すでに自費で資格を取得した一般の方々が航空会社のパイロットソースとして定着していますが、今後はこうしたスタイルが主流となるでしょう。

新年を迎えパイロットを目指す気持ちを新たにされた方も多いと思いますが今年こそ目標に向かい飛躍してほしいと思います。

小野アビエーション代表 小野日出雄


 

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