No.43 「2008年収穫の秋」 代表小野

10月に入り町は急に秋めいてきました。ハロウインの前には町中の木々が赤や黄色に紅葉し夏と違った景色を見せてくれます。
冬になる前の約2ヶ月樹木の種類により紅葉する色や時期が微妙に違い、それぞれ色を変える様は本当に見事です。紅葉鑑賞お勧めスポットはオレゴン大学構内とダウンタウン界隈ですがパイロットハウス1の周辺、HWY99からコルバリス空港に入るAirport RDの両脇の並木もなかなかです。
晴れた日に紅葉のトンネルをドライブしたりすると本当に得した気分になります。今オレゴンに滞在している方限られた期間の楽しみを満喫してください。

この紅葉もひとたび落ち葉になると頭痛の種、庭や道路いっぱいの落ち葉を片付けるのは大変な作業です。
我が家では伝統の熊手ではき集めますがアメリカ人はそんな面倒な事はしません。ブローワーというドライヤーを大きくしたような扇風機を背中に背負い筒先から出る強風で落ち葉を一気に吹き飛ばします。
一箇所に寄せ集めた枯葉を、トラックで吸い取っていくというアメリカならではの効率的な方法です。最初これを見たときは何て不精なと思いましたが、道路も庭も広いアメリカではこれが一番なのかもしれません。

さて私と同様、花より団子という方も多いと思いますが秋は食欲の秋でもあります。スーパーには一年中果実が並んでいますが、この時期は地元で取れる新鮮な果実、野菜がサタデーマーケットやファーマーの直売所で安く手に入れることが出きます。リンゴは種類によって少しづつ盛りが違うのですが11月末まで10種類以上の新鮮なものが並びます。日本のりんごと銘柄は違いますが「ふじ」や「むつ」なども見かけます。梨は洋ナシが主流ですが「エイジアンペアー」の名前で日本スタイルの梨もあります。ブドウも沢山の種類がありますが、なんと言っても種類の多いのは「かぼちゃ」。私たちにとってはかぼちゃといえば例のやつですがこちらは色も形もとりどり、その上にハロウイン用の大型から小型ディスプレー用と食用でないものも並ぶので、下手に手が出ません。
安心して買えるのは日本と同じ種類のかぼちゃだけです。ちなみに日本で見るかぼちゃはこちらではBlueKuriという名で売っています。なるほど「くりかぼちゃ」ですね。
先日知り合いから頂いた「とうもろこし」の味にはびっくり、生まれて初めてと言っていいほどの甘さでした。もう一つ忘れてならないのは「きのこ」、こちらで人気ナンバーワンはシャントレラという舞茸に似たサイズの大物、バター炒めなどで食べるそうです。そして私たちにおなじみの椎茸や舞茸そして真打の松茸も登場します。松茸は親指より少し大きなサイズが4~5本で7~8ドル程度で買う事が出来ますが、買う人が少ないせいか出物は少ないので見つけたら必ず買うことです。通常の茸と同様に傘が開いた状態で収穫してくるのが多いのですが、訳知りの一軒はちゃんと日本式の傘が開く前の形で売っています。勿論味や香りは日本のものと変わりはありません。うまく買えた日は松茸ご飯に松茸のお吸い物を楽しみます。日本に居るときは高価で全く食べなかったのにアメリカでせっせと松茸を楽しんでいるなんて日本では想像できなかった事です。

柿や栗、イチジクなどアメリカのスーパーでは、まずお目にかかれない果実もマーケットではゲットする事が出来ます。栗ご飯は私が子供の頃の大好物、一緒にサツマイモも混ぜたら最高ですが我が家の子供は少しも喜びません。旨い物を食べなれた子供たちにとって栗のほんのりした甘さなどでは満足できないのかも知れません。食べ物も遊びも刺激的なものに慣れてしまうというのは、不幸な事ではないかなどと思うのは私が年取ったせいでしょうか。
さてこの収穫の秋、生徒さんも楽しむ事ができます。パイロットハウスには梨と林檎の木があり、毎年しっかりと実をつけます。3本の林檎の木には何百という実がなりますが、梨の木はガレージ脇で100個ほどの実をつけます。一寸見た目は不恰好な実ですが味はなかなか、甘さと酸っぱさが混同した濃い味がして好評です。専用の道具で収穫しパイロットハウスの生徒さんやスタッフ一同で楽しみました。食べきれない分を知り合いの日本人に分けたのですが「幸水」という種類の梨だそうです。

林檎はなり放題なので少し小ぶりですが、アップルパイやジャムにすれば楽しめそうです。
我が家では砂糖で煮付けてパイ生地に乗せクリームを絡めて簡単なデザートを作りましたが、これは子供にも好評でした。来年は皆さん秋の収穫を楽しみにオレゴンに来てください。
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