No.46 「R44登場!」  代表小野

 

日本でも自家用ヘリコプター人気一番、4人乗りのRobinson R44 ヘリコプターがアメリカ校にて運航を開始しました。

今までコルバリスでのヘリコプター計器訓練にはR22の計器仕様機が使われてきました。しかし計器飛行の機体としては安定が悪く、又速度が80Kt程度と遅いため実際にレーダーとコンタクトしてアプローチを行うと固定翼の機体との間隔が取りにくく管制にも迷惑をかけることもありました。

この為速度が速く安定した機体の導入が必要でしたが今回CASからのリースを受け当社で運航できることになりました。

機体がCVOにフェリーされた日の午後に早速私が試験飛行を行ないました。

機体はN474SH RobinsonR44 Raven エンジンは Lycoming O-540 250馬力を装備ハイドリック(油圧)コントロールの優れものです。

スターターはサイクリックとコレクティブの両方についているので 要注意、今までの様にKeyでのスタートではありません。
ついKeyでスタートしようとするとBoth位置の先はPrimになっていて燃料が流れすぎてしまいます。

 

 


Fuel Injectionなのでスタート時はMixture cut offで始動後にFull Richにします。
旧型のR44に比べてスタートは実にスムースです。ローターが長い分サイクリック位置に注意しないとランアップ時の振動の元になるので注意!!


ホバリングはR22に比べると機体のサイズが大きい分機体の動きが安定しジェットレンジャーに乗っているような錯覚を覚えます。


ハイドロのサイクリックは余計な力を必要とせず動きを正確に伝えるのでオーバーコントロールがなくなりタービン機への移行がスムースに行えると思います。


私一人が飛行した場合ホバのMAPは22inch足らず、その日のMaxPowerが24.5inchでしたのでかなりパワーには余裕を感じました。W/Bを計算してみないと正確なことはいえませんが燃料満タンでも気温によっては日本人4人が乗ることが出来るのではと思います。


離陸もR22に比べれば緩慢な動きで安心、70Ktでぐんぐん上昇します。上空での飛行もスムースMAP20inchで100Ktを出すことが出来ました。超過禁止速度は130Ktと聞いていますが、そうなるとアメリカで多く飛んでいる旧型のタービン機には負けないかもしれません。

地上にも増して上空での安定性は抜群、計器飛行訓練にはぴったりです。勿論搭載計器はGarminのGPSを含めフル装備です。今回AI(姿勢指示器)の作動が少し不安定だったので早速、新しいAIに替えてもらうことにしました。

 

試験飛行後はコルバリスエアロの教官訓練を行い2時間の飛行をしました。オートローテーションはR22に比べ長く重いローターのおかげで降下率は低くフレアー後の回転数の減少もゆっくりしたものでした。


 

この感覚もジェットレンジャーにそっくりで実際のエンジン故障でも安心して不時着が出来ると思います。但しフレアーは長いテールを打たないように高めの開始を意識する事が必要です。

今後、計器訓練だけでなく4人乗りの特性を生かしポートランドヘリポートへのショッピングツアーなども行ってみたいと考えています。

 

この夏は皆さんR44の体験に是非おいでください!

私が皆様とご一緒に飛行します。

R44 Joy Flight 「高山のポニョさんレポート」につきましては、こちらをご覧ください。

 

 

 

 

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