ノンタワー空港について

「空港に管制塔が無い?」 初めての方はビックリされることでしょう。
日本の地方空港も同様で、見た目には管制塔があるのですが、実際のタワー業務をしていない空港が多くあります(情報圏という)。

アメリカでもすべての空港に管制官が待機して、航空交通管制を行って訳ではありません。
では、アメリカの民間空港の一例を見てみましょう。

管制塔のある空港(タワー空港) 500空港
管制塔の無い空港(ノンタワー空港) 4,720空港
合  計 5,220空港

空港の合計数にビックリされるかもしれませんが、アメリカで殆どの空港、実はノンタワー空港なのです。
航空先進国のアメリカ、とても合理的なシステムが完成されているのです。

航空交通(エアトラフィック)の少ない空港では、無線によるセルフアナウンスメントという方式にて安全に飛行できます。
管制官に従えばよいタワー空港と違い、ノンタワー空港は機長の判断力が問われる空港であり、自分自身の位置、相手の位置など3次元的に位置関係を把握しなければなりません。


無線(ATC)の練習は?

ベースとなる空港はノンタワーですので、自家用資格に必要なタワー空港での離着陸は近隣のタワー空港で行います。
また上級資格である計器飛行(IFR)訓練では、コルバリスを空港離陸直後から、周辺を管制しているレーダー管制官とコンタクトします。(Cascade Approach 127.5Mhz or Seattle Center 125.8)
計器飛行の訓練中は常にコンタクトしなければならないので、十分なATCコミュニケーション能力を習得する必要があります。

コルバリスの訓練空港はノンタワー空港です。
アメリカの飛行訓練において、とりわけ日本人が苦手/困難といわれるものにタワーとの無線交信が挙げられます。
ノンタワー空港での訓練じゃ、パイロットとしてコミュニケーション能力が上達しないのでは?と良く質問をいただきます。


FAQ

なぜ、ノンタワー空港で訓練するのですか?

飛行機の操縦に最大限の注意力を要する訓練初期において、管制官からの英語による指示は聞き間違いや聞き逃しなどが多く発生し、状況によっては危険になります。

訓練初期は、基本の飛行操縦に集中しまずは、飛ぶことを学びます。

管制官とのやり取りはないのですか?

無線によるセルフアナウンスメント方式にて近郊の航空機間の位置を確認しながら飛行します。これにより飛行の安全を確保しています。
もちろん、上級課程(計器飛行)の訓練では、タワーのみならず、レーダー管制官との交信が必要です。コルバリス空港上空はカスケードアプローチコントロールというレーダー管制官が担当をしてます。計器飛行訓練では交信が必要であり、そのための訓練を十分に行うことは言うまでもありません。

コミュニケーション能力を磨くことが難しくないですか?

アメリカの航空管制と日本の航空管制は似て非なるものですので、アメリカ方式に熟練しても日本でまた管制について訓練をやり直す必要があります。(FAA方式と管制方式基準)
帰国後、日本の空を飛行することを考えると、ICAO基準でATCをマスターしていれば良いのです。
アメリカでATCを完璧にマスターしても、国内訓練で日本のATCを取得する必要があります。

また、セルフアナウンスメントによる飛行は、タワー空港のように管理された中で飛行する事とは異なり、自分の位置を確認しながら近隣の飛行機の位置をも把握しつつ飛行を行いますので、高い技量を要します。 自分の現在位置、他機の位置、状況を知り判断する、これはとても大切なことですね。
基礎でこちらをしっかり身につけた後に、パイロットとして必要なATCコミュニケーション能力の訓練を行います。

タワー空港では訓練しないのですか?

もちろん行います。
実際の自家用免許取得には単独飛行でのタワー空港の3回の離着陸が必要な飛行経験として要求されております。
インストラクターと同乗飛行訓練を十分行った後、タワー空港で実施しますので、自信をもってタワーとの交信を単独飛行時に行うことが出来ます。

基本は、飛行操縦です。
貴方は、自身を持って空を飛んでいますか?

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